＜生地に一目惚れした趣味作品のシリーズです＞

高級近江上布の繊細な色使い、
リネンの質感、染め。。。
全てにおいて心を奪われたリネンです。

この幅の近江上布を染められる職人さんは
現在５人しかもういらっしゃらないそうで、
普段は１反６０万円の反物を染めていらっしゃる方の作品です。

反物ごとに微妙に色が異なるため、
同じ色のものがなく、一点ものです。

一番自分が気に入ってよく着ているデザインで、
作品にしてみました。

胸元を深いVに開き、
スタンドカラーでちょっとかっこいい雰囲気をプラスしました。
淡く優しい色目がちょっと苦手だけど
本当は綺麗な色を着てみたいという方は、
デザインにちょっとかっこいい雰囲気のものを選ぶと、
可愛い色もさらっと着こなすことができますよ。

脚を出したくない、
沢山食べてもお腹が気にならない、
腕が細く華奢に見える、
一枚で完成する。。。等々、
かなり気を抜いてもオシャレしたように見えるワンピースです♪
（ニットの肩がけや羽織物を腰に巻いたりするとなお完璧です☆　）

白や淡い色のものは透けますが、ピンタックがより強調されて素敵です。
濃い色目のものは一枚で着用可能な適度な厚みのあるリネンです。
今回は裾周りにもピンタックを横向きにぐるりと一周
3段入れてみました。
より立体感が出て手の込んだ作りと風合いが増すと共に、
裾の広がりを穏やかにキープする効果もあります。

肩ヨークは手の込んだオールピンタック。
プレーンな生地から一つ一つピンタックを縫い込み作る事で、
より立体的に表情を付ける事ができます。
洗いをかける度にリネン独特の風合いが表面に浮き上がるので、
着るほどに愛着がわいてきます。

ノースリーブは前から見た時に、
脇のラインが見えるのが好みではないので、
肩幅を広めに取り、肩のラインから真っ直ぐおろし脇をカバーするように
脇周りをカットしています。

また後ろから見た際にも、
腕のギリギリのラインまで生地がカバーしてくれるので、
後ろ姿もスッキリと綺麗です。

被りのデザインで、
上半身は深めのVネックにスタンドカラー。
少しメンズライクな雰囲気に仕上げ、
よく見かけるほっこり可愛いリネンのワンピースとは全く違います。
どちらかというと着るとホッソリかっこいい感じになります。

是非一度お試しいただきたい私のお気に入りの自信作です。

* 　サイズ9号　実寸　 *　

着丈　約127センチ（ 内 上半身丈 約　44センチ+ベルト幅　約6センチ ）
肩幅　約34センチ　
脇の下の位置での身幅　約46センチ ( 一周で約98センチ )
ウエスト幅　約51センチ　


*　 素材 　*

リネン　100％

*　 カラー 　* 　

エメラルドグリーン　 ( 高級近江上布 ) 　

〜　近江の麻　〜　＜地元びいきより＞

近江の愛知川・宇曽川流域は、高宮布からの染織の伝統、最高水準の仕上加工技術、そして鈴鹿山脈からの清水と、染織から仕上げまでの麻布の生産に必要なものが一か所で揃う全国でも数少ない地域です。手触り、肌ざわりを大切にしてきた近江だかららこそできる麻布があります。伝統技術を受け継ぐ「近江上布」、あるいは伝統の良さを守りながらも新しい技術を取り入れ、さらに質の高いデザイン性や感性を備えた地域ブランド「近江の麻」「近江ちぢみ」など近江ならではの上品な麻織物を発信し続けています。